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ピパ |
学名 Pipa pipa |
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--- 無尾目 - ピパ科 - ピパ属 --- | |||||||||||||
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解説 OUTLINE DATA | |||||||||||||
ピパは繁殖習性が特徴的なカエルです。オスはメスの腰部を前足で抱接しながら、水中を回転します。約40〜100個の卵を産み終えた後、オスは全ての卵をメスの背中にくっつける作業を繰り返します。卵は分厚くなったメスの背の皮膚の中に埋もれて、ひとつずつの小さな部屋で育つことになります。ふ化したオタマジャクシはメスの血管を通して栄養や酸素をとりこみます。前足の指先には星型の感覚器があり、分泌腺(ぶんぴつせん)をもつ毛でおおわれ、水かきの発達した後ろ足は水中での皮膚呼吸を補っています。水中昆虫や小さな魚などを捕食するときは舌が無いために前足をかきこむようにして動かします。純粋な水生のカエルで陸にはあがることがありません。まぶたの無い目は上を向いて外敵に備え、危険な状況になると皮膚から不快な臭いのする液を出して身を守ります。 |