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ニホンアカガエル |
学名 Rana japonica |
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--- 無尾目 - アカガエル科 - アカガエル属 --- | |||||||||||||
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解説 OUTLINE DATA | |||||||||||||
ニホンアカガエルは本州、四国、九州、および隠岐(おき)、大隈諸島(おおすみしょとう)に分布しています。八丈島に生息するものは人為的に移入された個体です。日本的で清楚(せいそ)な感じがするニホンアカガエルは、メスの方が大きいのが特徴です。目の後方から側面にかけて1対の背側線隆起は、ほとんどまっすぐに伸びています。平地から丘陵地の雑木林や湖沼、水田周辺の草むらや湿地に生息し、昼間でも行動します。敵に出会うとジャンプ力を活かし、飛び跳ねて逃げますが、水の中には飛び込むことはありません。基本的に水面を泳ぐことはあっても水中に潜る事は無いので危険がおよんでも水の中に逃げないのです。繁殖期は早春の1〜3月で、水田や湿地の浅い水中に球形を押しつぶしたような卵塊(らんかい)を産みます。水辺にはまだ薄氷がはる頃でも、夜に暖かい雨が降ると集団で集まり、約1000〜3000個の卵を産みます。地方によっては昔から食用とし、「山蛤(やまはまぐり)」と呼んで賞味されてきました。 |