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トノサマガエル |
学名 Rana nigromaculata |
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--- 無尾目 - アカガエル科 - アカガエル属 --- | |||||||||||||
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解説 OUTLINE DATA | |||||||||||||
トノサマガエルは関東平野から仙台平野、信濃川流域を除く本州、四国、九州の平地から低山地にかけて水田、池、沼のまわりの草地に生息しています。カエルという名の由来は、トノサマガエルの「ケーロ」という鳴き声のなまったものといわれています。日本固有種のカエルとしては例外的に、オスとメスで体色が異なり、背面の地色はオスが金色がかった黄褐色(おうかっしょっく)または緑色、メスは灰白色で黒い斑紋が散在しています。後ろ足の筋力と水かきが発達し、カエルの中ではかなりの速さで飛び跳ねたり泳いだりして移動します。繁殖期には、ほおにある鳴のうをふくらませ、リズムのある鳴き声を出します。たくさんのトノサマガエルの鳴き声が、初夏の風物詩として親しまれ季語にもなっています。オスは1.6m四方ほどのなわばりをもち、優位にたった個体は水面から顔を出して鳴き続ける一方、劣勢な個体は水に沈み、目だけを出して様子をうかがいます。自分のなわばりに入ろうとするライバルをおどし、まれにケンカになることもあります。繁殖期に産みつけられた直径20cmの卵塊には1800〜3000個の卵が収まっています。 |