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カスミサンショウウオ |
学名 Hynobius nebulosus |
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--- 有尾目 - サンショウウオ科 - サンショウウオ属 --- | |||||||||||||
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解説 OUTLINE DATA | |||||||||||||
カスミサンショウウオは日本固有種の止水性サンショウウオの代表種です。形態、生態ともに変異に富み、近縁種のトウキョウサンショウウオをはじめとして様々なタイプが見られ、分類の再検討が必要とされています。鋤口蓋歯列(じょこうがいしれつ)は深いV字形をしていますが、U字形に近い個体も見られます。尾は個体によっては黄色のすじ模様が連なった斑紋になっていたり、ほとんど目立たないものなど多様です。肋条(ろくじょう)は13本あります。標高400〜800mの山地に生息し、森林や人里近い水田にも見られます。産卵期は12〜4月頃で、わき水に流れ込む水田、湿地などの水中の枯れ枝や石に1対の卵のうを産みつけます。コイル状またはバナナ状をした卵のうは50〜140個の卵を含み、その透明な表皮には多くのしわがあります。日中は落ち葉や腐植土中、石の下などに潜み、夜間に活動してミミズや昆虫類を捕食します。 |