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ワニガメ 学名
Macroclemys temmincki
--- カメ目 - カミツキガメ科 - ワニガメ属 ---

通称・別名
体長・甲長・全長 平均 66cm
大陸域
海域
水生
行動 昼行性
食性 雑食性
繁殖形態 卵生

解説 OUTLINE DATA  
ワニガメはフロリダ州からテキサス州にかけてのメキシコ湾に流入する河川の中流域から下流域に生息している北米大陸固有種のカメです。かなり大きく成長し、甲長も約1m、体重も約183kgという記録があります。背甲(はいこう)は椎甲板(ついこうばん)と左右の肋甲板(ろっこうばん)の各鱗板に結節状の隆起(りゅうき)があり、後ろの縁はのこぎり状になっています。色は黒褐色(こっかっしょく)または灰色で、通常は藻類(そうるい)や泥でおおわれています。腹甲は十字状で小さく一様に灰色です。尾は甲羅と同じくらいに長く、のこぎり状の隆起があります。形態は同属のカミツキガメに似ていますが、カメの頭部を上方から見たときに両目が見える場合はワニガメで、見えない場合はカミツキガメ類という簡単な見分け方があります。巣は生息地の池や川からそれほど遠くないところの土をフラスコ状に掘って作られます。舌の上にある細長いミミズ状の肉片をあたかもミミズのように動かして魚などを誘いこみ捕食しますが、このような特異な捕食の方法をとるカメは他に知られていません。この他に水中で動くもの、あるいは生息地の水辺に近づくものなら何でも襲って食べます。

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