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ヒジリガメ 学名
Hieremys annandalei
--- カメ目 - ヌマガメ科 - ヒジリガメ属 ---

通称・別名
体長・甲長・全長 平均 60cm
大陸域
海域
水陸両生
行動 昼行性
食性 草食性
繁殖形態 卵生

解説 OUTLINE DATA  
ヒジリガメはタイ、カンボジア、ベトナム、マレー半島北部の沼や池、流れの弱い川などの淡水域や汽水域にも生息している大型のカメです。植物性の傾向が強く、水生植物などを好んで食べます。背甲(はいこう)の形が長円形で、体高も比較的低いのが特徴です。繁殖期は12〜1月で、生息地の近くの陸上に巣穴を掘って、白色の硬い殻(から)の卵を産み落とします。卵の大きさは6cmほどで、飼育下では果物や緑色野菜、水草などを食べます。通称名は英語で「お寺のカメ」という意味ですが、タイの首都バンコック市内にはお寺の境内の池に信者の放したカメが、人々の信仰で守られて生きています。寺社でよく見られる風景ですが、これは民間信仰で儒教徒は生前、動物の命を救ってやると死後の世界で報われるという考えに基づいています。しかし、現代的に考えるとカメはお寺の池に放たれ、信者や寺によって手厚く護られていると考えることができます。

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